【速報】「中将姫」琵琶で演奏 ゆかりの奈良・当麻寺

国宝「綴織当麻曼荼羅図(つづれおりたいままんだらず)」を本尊とする当麻寺(奈良県葛城市)の奥院で18日、曼荼羅を織ったとされる「中将姫」の琵琶演奏があった。奈良の歴史の話や、副住職による国宝の解説もあり、参拝客らが静かに聞き入った。中将姫は、藤原鎌足の曽孫・豊成の娘。母である紫の前が亡くなった後、継母に恨まれて殺されそうになるが、生き延びる。その後出家し、一夜にしてハスの糸で曼荼羅を織り上げたとされる。

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