県内で震度3相次ぐ 夜中に地震…その時どうすれば【長野】

17日夜、四国では最大震度6弱の地震が起きました。その直後に県内でも揺れて、不安に感じた人も多かったのではないでしょうか…年明けの能登半島地震以降、大地震が相次いでいます。
県内でも夜中に発生した時、どう行動すべきか?専門家に聞きました。

17日午後11時14分。愛媛県と高知県で、最大震度6弱を観測する地震が発生…。
その前後には、午後7時18分に長野県南部で最大震度3。午後11時31分にも長野県北部で最大震度3の地震が起きました。
こちらは、地震発生時の山ノ内町・湯田中駅。映しだす画面が小刻みに揺れました。
長野地方気象台によりますと、四国の地震と県内で続いた地震は震源の深さなどから関連性はないとみられています。
とは言え…元日の能登半島地震以降相次ぐ大地震。信州もいつ見舞われるか分かりません。17日のように、夜中に大地震が起きた時どう行動すべきか…専門家に聞きました。

■信州大学・地域防災減災センター長・菊池聡 教授
「深夜の寝起き、しかも停電して真っ暗な状況で揺れていると、適切に行動できないというのが大前提になる。ですから、そういった状態でも大丈夫なようにしっかり準備しておくこと」

寝室については、日頃から・家具を固定しておく・懐中電灯を含む非常持出袋を枕元に置いておく・足を怪我しないよう履物も置いておくことなどが重要です。
2014年、白馬村で震度5強を観測する地震が午後10時すぎに発生しました。

■信州大学・地域防災減災センター長・菊池聡 教授
「奇跡的に死者が出なかったということで白馬の奇跡とも言われた。近所の方々が普段から『この家にはどういう人が住んでいてどの辺に寝ている』と把握していて、皆で助け合って、助け出した。夜間だとなかなかそれなりの照明がないと状況を把握しにくい。ですから、周囲の家の状況とか近所の様子とかを分かっていないと」

(Q実際に起きてしまった後、特に心がけることは?)
■信州大学・地域防災減災センター長・菊池聡教授
「命を守る最善の行動、すなわち、寝ている時だったら布団や枕を使って頭をガードして下さい」

© 長野朝日放送株式会社