邪気を払い震災からの復興も祈願 高岡市伏木 伝統の「にらみ獅子」

能登半島地震で被害を受けた高岡市伏木地区の神社で18日、春の例大祭が行われました。

奉納されたのは邪気を払う「にらみ獅子」、訪れた人たちが震災からの復興を祈りました。

高岡市伏木一宮の氣多神社で行われた春の例大祭では、旗を先頭に青年団らおよそ50人が巡行したあと、ご神体をのせた神輿とともに境内のスギ林をまわりました。

氣多神社は街の中心部からは離れているものの、灯ろうが倒れるなどの被害がありました。

高岡市の無形民俗文化財に指定されていてる「にらみ獅子」。

ゆったりとした動きが特徴の古式ゆかしい舞いで、獅子ににらまれると厄払いとなり1年間、息災に過ごせるとされています。

伏木本町の女性

「(地震で)壁紙が剝がれたりとか、皿が落ちたりして大変でした。元気もらえました。頑張ってやっていかんならんという思いが強くなった」

邪気を払うとされる「にらみ獅子」の舞いに、訪れた人たちは震災からの復興を祈っていました。

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