秋篠宮さまが日帰りで石川県内入り 能登半島地震で被害受けた穴水町の農家を見舞われる 被災者「励みに」

秋篠宮さまは18日日帰りで県内入りし能登半島地震で被害を受けた穴水町の農家を見舞われました。

農業の振興に貢献した農家の表彰などを行う「大日本農会(だいにほんのうかい)」の総裁を務める秋篠宮さまは18日日帰りで穴水町を訪問されました。そして、野菜や果物を育てる前田忠男(まえだただお)さんの直売所を訪れ、地震で被害を受けた倉庫などを視察されました。

秋篠宮さま:
瓦は落ちたりとか?

前田忠男さん:
落ちたりも少し

秋篠宮さま:
上から落ちて片付けるのは?

前田忠男さん:
積んであったやつも下へ落ちてしまって。肥料が落ちて。片付ければいいんだけど作付の準備をしている関係で、手の空いた時に少しずつやろうかなと思っている。

また輪島市で米や果物を育てている川原義正さんからは、農道の被災状況などについて説明を受けられました。

県によりますと、地震の被害が大きかった奥能登2市2町では今年春に作付できる米の面積が去年の6割となるおよそ1600ヘクタール。野菜は去年の半分のおよそ35ヘクタールとなる見込みです。

川原義正さん:
できるところだけ作付したい。もう少し頑張って復帰させたい

秋篠宮さまは「大変でしょうけど頑張ってください」と声をかけられました。

川原義正さん:
わざわざ遠方より足を運んでくれて、心配をしてくれて、本当にありがたかったなと思っています

前田忠男さん:
今日殿下が来られたことを心の支えと仕事の励みにして、明日からみんなでがんばります

© 石川テレビ