天海祐希、木村拓哉との夫婦役に「妻です!」 『Believe』に竹内涼真、斎藤工ら出演決定

4月25日よりテレビ朝日系で放送がスタートする連続ドラマ『Believe-君にかける橋-』の制作発表会見が4月18日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の木村拓哉をはじめ、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希が登壇した。

橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長・狩山陸(木村拓哉)が“刑務所に収容される”という思わぬ困難に見舞われながらも、決して諦めることなく希望と再生の道を模索していく物語。

木村は豪華キャストとのドラマ制作に手応えを感じているようで、「無駄な日が一日もないですし、無駄なカットも一個もない。本当に現場が豊かです」と自信を見せる。木村と初共演となる竹内は「木村さんがマジで本気なので、マジで本気でイケます!」と気合十分に語った。

一ノ瀬は、最初こそプレッシャーを感じていたものの、今ではリラックスして現場に臨めていると言い、「みなさんがマジで本気でぶつかってきてくださるので、それに引っ張られて、その世界に生きられている。毎日がワクワクドキドキで、毎日が幸せです」とニッコリ。さらに斎藤が、木村について「いつも役柄にマジで本気」と語ると、木村は「そろそろやめない?」と苦笑い。それでも「ここ(自分)までやらせてください」とそれを固辞し、「面会室で狩山さんの弁護人として対峙した目を見た時に、背筋がゾゾゾッとした」と木村の“本気度”を言葉にした。

本イベントに緊張気味だという山本は「私からしたら、『参加していいんですか?』と。こんな錚々たる方々とお芝居させていただけるなんて」と恐縮しながらも、「エキストラの方もスタッフさんも目がキラキラしていて、それを見ているのも幸せなので毎日楽しいです」と充実感をにじませる。上川は、木村に釣りの釣果を動画で見せてもらうなど朗らかに過ごしているそうで、「物語の主人公は、いわばエンジン。そのエンジンが力強いからこそ、現場が前へ前へ進んで行けている」とメッセージ。それを聞いた木村は「エンジンだけがあっても走ることができないので。スタッフ、共演者、すべてで一台の車を作り上げて、みなさんのもとへ届けたい」と力を込めた。

そんな中、小日向が本作の撮影で顔を合わせたキャストの名前を挙げ、「これから先、(他のキャストと)同じシーンがあるのか。今日が会えるのは最後かも」と切り出すと、「さっきスタッフから『こういった発言は控えてくださいね』と言われたことをそのまま言ってる」と大笑いの木村。小日向は「そうだったの!?」と目を丸くし、「木村くんに初めてお会いしたときは20代だったけど、僕はその頃47(歳)。だから今の木村くんは、僕が初めてご一緒したときの年齢よりいっちゃってるんですよ。なんてったって51(歳)ですからね。でも、その頃と印象が変わらない」と楽しげに語るなど、ふだんの空気感をうかがわせた。

また天海は、木村演じる狩山の「妻です、妻です!」と強調して会場を沸かせ、「最初は『うわぁ、木村拓哉さんだ』と思いながらお芝居していたんですけど、とことんプロフェッショナル。熱量とエネルギーと現場を引っ張る力、それから役柄に没頭する力は並外れたものがある」と表現した。

一方、竹内の印象について聞かれた木村は「超体育会系の人なんだろうなと思っていたら、そこはドンズバでした」とし、「作品に対する熱量というか、ワンカットワンカット。人のこと『マジで本気』とか言ってますけど、自分のことですからね」と語ると、竹内は嬉しそうに笑みを浮かべる。

さらに、共演の多い斎藤について「本番以外は常にほほえんでます」と明かすと、斎藤は「デフォルトがニヤニヤして……いやニコニコして過ごしている」とそれを受け入れ、「『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)のときにバディを組ませていただいて、シーバーで木村さんと僕にしかできないような、ここでは発表できないようなコミュニケーションができたので」と絆の強さをアピールして笑わせた。

MCから「天海さんの印象は?」と声がかかると、天海は「どうですか?」と椅子を木村のほうへ向け、向き合うかたちでトークを展開。木村が「いろんな作品を拝見させていただいて、いろいろと想像も膨らんだんですけど、やっぱり実在している、そばにいると感じさせてくれる。温度とか匂いとか全部をひっくるめて……ありがとうございます!」と感謝すると、天海は「それはもう、私からもお返しします」としみじみ。「特等席でお芝居を見られるので、それはすごく楽しいです。見たことのないような表情もされているので、新しい木村拓哉さんの側面を見ていただけるんじゃないかな」と期待を煽った。

なお、主題歌はMAN WITH A MISSIONの「I’ll be there」に決定。これは木村の2ndアルバム『Next Destination』に収録された楽曲で、木村は「自分が参加させていただく作品に自分の歌はちょっと照れくさいので、もともと楽曲を提供してくださったMAN WITH A MISSIONの方たちにセルフカバーをお願いしたら、快諾してくださった」と経緯を説明し、「それも含めて本編と同様、思いっきり楽しんでいただけたら」と締めくくった。
(文=nakamura omame)

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