【東京/歌舞伎座】 ほろ酔い気分で、気軽に歌舞伎鑑賞してみませんか?♪

昼の部 夏祭浪花鑑(13:31~15:31)

左が主人公の団七。右の徳兵衛ははじめ団七と敵対しますが、団七の生きざまに惚れて義兄弟の契りを交わします。

あらすじ

喧嘩沙汰から牢屋に入れられていた団七九郎兵衛。団七の女房お梶と息子市松は、釣船三婦とともに出牢を許された団七を住吉神社の鳥居前で迎えます。義理と人情に厚い団七は、大恩人の息子である玉島磯之丞と恋人琴浦の危難を救うため、釣船三婦や一寸徳兵衛、徳兵衛女房お辰らと奔走。ところが、金に目が眩んだ強欲な義平次が琴浦を悪人の手に渡そうとするので、団七は…。

大坂で実際に起こった事件をもとに、浪花(大阪)の俠客(弱きを助け強きをくじく人)の生き様が描かれています。前半の罪人姿の団七が颯爽とした浴衣姿へ変わる場面や、後半の団七による様式美あふれる壮絶な殺しの場など、大坂の夏の風情を背景に繰り広げられる、みどころ満載の舞台。

夜の部 於染久松色読販(16:30~17:30)

仁左衛門と玉三郎はともに人間国宝。表情からも伝わる通り、右上の喜兵衛と右上のお六は極悪な夫婦で『於染久松色読販売』に登場します。左下の鳶頭(今でいう消防士)は江戸時代の三大職業のうちの一つで皆の憧れの存在となり、右下の女性は美しい芸者で、『神田祭』の主役です。

於染久松色読販

あらすじ

莨屋(たばこや)を営むお六のもとへ、かつて仕えていた竹川からの手紙が届きます。そこには、紛失していた名刀・午王吉光と折紙(鑑定書)が油屋(質屋)にあることがわかったので、取り戻すために必要な金を工面してほしいとあります。お六が思案しているところへ、亭主の喜兵衛が帰ってきますが、実はそれらを盗み出した張本人こそ、この喜兵衛。河豚(ふぐ)の毒にあたった男の死体に細工をし、ゆすって金を手に入れることを思いついたお六と喜兵衛の二人は、早速、油屋へ乗り込みますが…。

数々の名作を生み出した四世鶴屋南北の作により、大坂で起こったお染久松の心中の舞台を、江戸に移して描いた人気作です。「悪婆」と呼ばれる役柄のお六と、強悪な喜兵衛の夫婦が魅力あふれる悪の華を咲かせる、南北作品ならではの世界をご覧いただきます。

★クイズ

②お六は「悪婆」というカテゴリーの役柄です。「悪婆」とはどういう人を指すのでしょうか?!

1.他人の犯罪に手を貸した女性
2.好きな人や恩義のある人のために悪事を働く女性
3.人の夫を奪った中年女性

※答えはページの一番下に掲載します♪

神田祭(18:05~18:25)

あらすじ

今日は江戸の二大祭のひとつ、神田祭が行われます。江戸庶民が待ちに待った祭とあって、祭囃子が流れる江戸の町は浮き立っています。そこへほろ酔い加減でやって来たのは鳶頭(とびがしら、消防士)。江戸前のすっきりとした踊りを見せ、祭り気分を盛り上げます。続いて芸者がやって来ると、艶やかな踊りを披露。どうやら二人は訳あり気な様子…。

神田祭の様子を舞踊にしたひと幕。粋な鳶頭、艶やかな様子の芸者による、江戸っ子の心意気を描く華やかな舞台です。

★クイズ

③こちらの画像は、鳶頭が着用している衣裳です。
この柄は、ある動物の尻尾を放射状に並べています。何の動物でしょう?!

1.馬
2.獅子
3.犬

※答えはページの一番下に掲載します♪

この他にもいくつもの演目を上演しています
ぜひ、サイトであらすじをご覧ください!

4月公演情報(日本語)
4月公演情報(英語)

お酒を楽しめるスポット

歌舞伎座では、休憩時間に多くの楽しみ方があります。

買い物、食事、銀座散策…などなど

そして、なんと銀座の街を見下ろしながら、お酒やおつまみを楽しめるバーもあるんです!

3階 花籠Bar

3階「花籠bar」

花籠Barの特徴は大きく3つあります。

①銀座の街を見ながらお酒を楽しめる

大きな窓から、近代的な建物や美しい空、木々を眺めることができます。
スタンディングスタイルなので、観劇中の着席で固まったからだを伸ばしながら
気持ち良いひとときを過ごせます。

②限定デザインの日本酒手前の日本酒は、『白鶴』というブランドのもので、
兵庫県に位置する日本一の日本酒生産量を誇る地域で作られた一流品です。
歌舞伎座とコラボした限定デザインのボトルは、歌舞伎座でしか手に入れることができません。
180mlの小瓶なので、飲み切るのに程よいサイズとなっております♪

※花籠Barのほか、木挽町広場でも購入可能です!

③歌舞伎の衣裳を間近で見られる

実際に舞台で使用した、今月の演目にまつわる衣裳を展示しています。

舞台上ではわからない質感や柄の細部まで感じ取ることができます!

〇詳細

≪場所≫ 3階花籠Bar

≪メニュー≫

≪営業時間≫ 35分間の休憩時間中(昼夜それぞれ一度)

1階 劇場内売店前

今月から劇場1階でも、アルコールの販売を開始しました。
ご自分の席でゆっくりと召し上がりたい方におすすめです。
営業時間やメニューには変動があるので、劇場へお越しの際に直接お問い合わせください♪

ほろ酔い気分で、気軽に歌舞伎鑑賞してみませんか?♪

四月大歌舞伎
≪日程≫令和6年4月2日(火)初日→26日(金)千穐楽《休演》10日【水】18日【木】
≪時間≫【昼の部】午前11時開演
【夜の部】午後4時30分開演
≪観劇料≫1等席 18,000円 2等席 14,000円 3階A席 6,000円 3階B席 4,000円
1階桟敷席 20,000円
〇未就学児童は、満4歳よりお一人様につき1枚切符が必要です。
一幕見席は演目によって値段が異なります。
≪チケット≫日本語サイト
英語サイト
≪言語対応≫英語のイヤホンンガイド
昼夜それぞれ1000円(一幕見席は一演目800円)

※クイズの答え※いずれも2番が正解です!何問正解できましたか?

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