井上尚弥 海外勢とのスパー終えネリ戦に自信「もうバッチリですね」

スパーリングを終えた井上尚弥。右はジョナタン・ロペス、左はケビン・ゴンサレス(大橋ジム提供)

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が18日、招聘していた練習パートナーとのスパーリングを打ち上げた。

挑戦者ルイス・ネリ(29=メキシコ)との防衛戦(5月6日、東京ドーム)に向け、3月17日からWBAスーパーバンタム級11位のケビン・ゴンサレス(メキシコ)と元WBCユース・フェザー級王者ジョナタン・ロペス(米国)が来日。最終日はロペスと4ラウンドのスパーリングを実施した。

約1か月、海外勢とスパーリングを行った井上は「手応えは十分ありですね。この高いレベルの相手たちに自分のボクシングを当てはめることができた。ネリそっくりなタイプはいないが、こういった選手たちに自分のスタイルやボクシング、やりたいことを当てはめることができたら、もちろんネリにも通用する部分はあると思う。もうバッチリですね」と自信をのぞかせた。

スパーリング自体は来週まで予定。減量については「もう入っています。バンタム級に比べたらいいですけど、スーパーバンタム級でやる以上、そこでのベストはつくらないといけないですからね」と語った。

ボクシング興行としては34年ぶりとなる東京ドーム決戦に向け、周囲の機運も高まっている。興行チケットは、完売まで残り3000枚となったという。井上は「今後、東京ドームでやれるか分からない。今回次第だと思うし、それぐらい今回はでかいものだと感じている。満員のお客さんと、その日を共有したいなと思っている」と決戦当日を心待ちにした。

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