【阪神】サヨナラ打の佐藤輝明 今季初の歓喜のシャワーは「うれしかったし、寒かったです」

サヨナラ打の佐藤輝はジャンプして喜びを表現

阪神は18日の巨人戦(甲子園)に、2―1で今季初のサヨナラ勝利。引き分けを挟んで3連勝とし、勝率を5割に戻した。

1―1の同点で迎えた延長10回無死満塁の好機。打席に立ったのはこの日3三振を喫していた佐藤輝明内野手(25)だ。「勝負で振り負けないようにいきました」という背番号8は、巨人4番手・大勢に内角の直球で攻められる中、6球目の149キロ直球を右前に運び、試合を決めた。

満員の虎党が詰めかけたスタンドからの大声援を浴びながら、ベンチから飛び出したナインに歓喜のウオーターシャワーで迎えられ、「うれしかったですし、寒かったです(笑い)。誰がかけているのか、もう覚えてないです。めちゃくちゃかけられました」と笑顔がはじけた。

一方で、ここまで打率1割9分4厘と苦しんでいる虎の主砲。チームも10試合連続で2得点以下と貧打に悩まされており、「野手陣がなかなか打てていないんで。最後打ててよかったですが、これをきっかけに打てるように頑張ります」と表情を引き締めていた。

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