ラ・リーガは、レアル・マドリードによる第33節レアル・ソシエダ戦日程変更の要求を受け入れ、それに伴い、33節その他のゲームにも日時変更を行なったことを発表した。
レアル・マドリードは17日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でマンチェスター・シティを下し、準決勝進出を決めた。そして、準決勝1stレグのバイエルン・ミュンヘン戦が今月30日に開催されることが決定し、レアル・ソシエダ戦を1日前倒しの26日金曜開催に変更するよう、リーグ側に要求していた。
スペイン『Relevo』によれば、当初はレアル・マドリード vsレアル・ソシエダの一戦を、アルメリア vsヘタフェの試合と日程交換するのみで、変更の対象となる試合は2試合のみの予定だったという。しかし、ラ・リーガは28日開催予定の4試合を除く、計6試合の日時変更を発表した。
6試合の日時変更の主な理由は、スペインの配信方式によるものだという。今シーズン、スペイン国内では『DAZN』、『Movistar Plus』の2社が毎節5試合ずつの中継を行なっている。そして、試合前後に要する配信準備の時間を考慮し、同じストリーミングサービスが同日に2試合連続で中継を担当することは、避けられるようスケジューリングされているという。
また、リーグ側がレアル・マドリードの要求を受け入れた背景には、同クラブのCL準決勝進出が大きく関わっている。スペイン勢はビジャレアルとレアル・ベティスがヨーロッパリーグ(EL)ですでに敗退。そして、バルセロナ、アトレティコ・マドリードのCL準々決勝敗退に伴い、UEFAのコンペティションで唯一勝ち進んでいるスペインクラブであることが大きな要因になっていると推測される。