【U―23】絶好調の松木玖生が〝悪魔の左足〟でゴール量産狙う

松木玖生

U―23日本代表MF松木玖生(20=FC東京)が〝悪魔の左足〟でゴール量産を狙う。

今夏のパリ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジアカップ(カタール)に出場している大岩ジャパンは18日、1次リーグのアラブ首長国連邦(UAE)戦(19日=日本時間20日)に向けて全体練習を行った。

8大会連続の五輪出場を狙う日本のキーマンとなるのが松木だ。初戦となった16日の中国戦では前半8分に、MF山田楓喜(22=東京V)からのクロスに左足の技ありボレーで合わせて先制ゴール。セットプレーでもキッカーを務め、後半26分には遠い距離からMF本田圭佑をほうふつさせる左足の〝無回転FK〟でゴールに迫り、CKでも緩急織り交ぜて相手守備陣を翻ろうした。

この日の練習後に松木は「セットプレーからの点も増やしていきたい」と宣言。強烈な左足をチームの得点源とする覚悟だ。

もちろん、セットプレーだけではない。中国戦の強烈なFKで見せたように、そのシュート力は大岩ジャパンでも屈指の破壊力。ミドルシュートは大きな武器となるだけに「隙があれば狙っていきたい。ゴール前を固められることによって、サイドだったり、ちょっと後ろのポジション、自分の位置とかも空いてくるので。そういったフィーリングも含めて」と相手守備陣の動きを見極めながら、スペースができるようならガンガン打っていくつもりだ。

まずは目の前のUAE戦に集中。「映像を見たけど、個の能力が非常に高くて、スピード感がある。FWに結構大きい選手がいるので、そこに(ボールを)収めさせないこと、まず(ロングボールを)蹴らせないことが重要になってくる。ここでしっかりと勝って、グループリーグを優位にしていかないといけない」と必勝を誓う。

今大会では「全試合でゴール」を目標に掲げる松木。有言実行の活躍に期待がかかる。

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