愛犬との散歩は歩くだけじゃない!良質な散歩は環境を楽しむことで歩かせることではない

愛犬との散歩は愛犬が楽しむための時間

愛犬との散歩を面倒に感じる人もいると思います。犬と散歩をしている人を見ると、決して少なくない人はスマホを見ながら歩いていたり、愛犬がニオイかぎをしたそうにしていても引きずったりなど、愛犬に目を向けている様子がありません。

また、愛犬を見ていたとしても歩かせることが目的になっていて、愛犬がやりたいことを無視している様子がよくあるのです。

犬は散歩が必要とは言いますが、それはただ歩かせればいいというものではありません。

犬の散歩は犬が楽しむための時間です。あなたは愛犬の散歩のときに、愛犬がニオイをかぎ、風の香りを楽しみながら歩くような散歩をしていますか?

もちろん安全管理は大前提ですが、ただ横につかせて歩かせるだけ、ニオイかぎはNG、立ち止まるのもNG、といった散歩の仕方をしていませんか?

もしこうした散歩の仕方であれば、愛犬は散歩を楽しめていないかもしれません。

愛犬が楽しめるようにガイドするのが飼い主の役目

飼い主が愛犬のためにやるべきは、愛犬が散歩を楽しめるようにガイドすることです。

そのためにハーネスとリーシュを装着し、愛犬が手の届かない危険な場所へ行ってしまわないようにしましょう。

また、拾いぐいが心配でニオイかぎをさせないという考えもありますが、むしろ愛犬をしっかり観察していれば、拾いぐいをする前に対処できます。

それだけでは不安な人は、拾いぐいをしないためのトレーニングをするのもおすすめです。

ただし、手法は決して愛犬に罰を与えるような方法ではなく、「落ちているものを食べるより飼い主さんを見るほうがメリットがある」といったような、ポジティブな方法を選択しましょう。

やり方がわからない人は、ぜひプロに相談してみてください。

また、拾いぐいだけではなく、お散歩の仕方も相談にのってくれるので、いろんな悩みが深刻化する前に気軽に頼ることをおすすめします。

楽しい散歩のためにロングリーシュの活用もおすすめ

楽しい散歩をするために、ロングリーシュ(ロングリード)でのお散歩もいいですね。

ここで注意してほしいのは、フレキシブルリードではないということです。フレキシブルリードは故障した場合にコントロールができないこと、犬へ衝撃が行くこと、万が一手放したときに音に驚いて恐怖心を与えてしまうなど、多くのデメリットがあります。

ロングリーシュであればこれらのデメリットはありませんし、短くしたり長くしたりしながら、場所に合わせて犬への負担を最小限に扱えます。

また、のびのびと散歩をさせたいという欲求もロングリーシュなら叶えられるので、公園など周囲に迷惑がかからない場所で利用してみましょう。

まとめ

犬の散歩はただ歩かせることや走らせることではなく、あくまでも愛犬が散歩を楽しむことが目的です。

人間の役目は愛犬が散歩を楽しめるように、安全を確保しガイドすることだということを忘れてはいけません。

散歩の目的を忘れていると、散歩自体が面倒に感じて一緒に楽しめません。

しかし、愛犬が楽しむことを目的にしていると、楽しんでいる姿がうれしくて人もその時間が楽しいものとなります。

ときには立ち止まったり、おすわりやふせでその場に留まってもいいんです。

愛犬がリラックスして心地よさそうにしていれば、それは十分良質な散歩だと言えます。

愛犬との限りある時間を、どうか楽しい時間として思い出をたくさん作ってくださいね。

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