「試合の入りが大好きだ」リバプールで最後のELを終えたクロップ監督、敗退も選手を称えプレミアリーグに集中「良い結果で残りシーズンを」

リバプールでのELの戦いを終えたクロップ監督[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、アタランタ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
【動画】リバプールがアウェイでアタランタに勝利も敗退

18日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでリバプールはアウェイでアタランタと対戦。日本代表MF遠藤航は出番が訪れなかった。

ホームでの1stレグで0-3と惨敗に終わっているリバプール。逆転突破はかなり難易度の高いミッションであり、直近のリーグ戦も敗れたために不安材料が残る中、7分にモハメド・サラーがPKを決めて先制する。

最低でもあと2点が必要なリバプールだったが、ホームで余裕を持って戦えるアタランタの前にゴールを奪えず。そのまま0-1で勝利したが、2戦合計3-1で敗れ、ベスト8で去る事となった。

リバプールでは最後のELでの戦いとなったクロップ監督。チームが見せた姿勢を称え、1stレグの結果が全てだったとコメント。アタランタを祝福した。

「試合の始め方が気に入った。今夜、我々は試合を失ったのではなく、ホームで負けた。だからこそ、我々はアタランタを祝福しなければならない。それは簡単なことであり、彼らは勝ち進むに値する。特にこのような形で、我々に対して3-1で勝利した時は、絶対に勝ち上がりに値する」

「ただ、私はこのような試合、特に入りが大好きだった。この試合で展開された献身的なプレーと意欲、そしてパワーはとても気に入った。ただ、それを途中でやめ、時々はゴールした方が良いことは明らかだった。そうしなければ90分以上維持することは難しいだろう」

「いつものことだが、2点目があれば少しは助けになっただろうし、決定的なものになっていただろう。しかし、アタランタが自信を持って非常に力強くスタートしたのを見た。ただ、特に我々のチャンスが少なく、不安を与えてしまったと思う。彼らも簡単ではない事を理解しており、それが彼らに我々が与えたもの。私はそれに満足している」

チームが見せた姿勢、パフォーマンスには満足感を示したクロップ監督。一方で、敗退となったことには悔しさを示したが、プレミアリーグ優勝に向けて集中すると意気込んだ。

「突破できなかった事には失望しているが、悔しいとか怒っているということではない。今はリーグ戦に集中できるし、それがやるべきことだ」

「数日間リカバーし、明後日にはロンドンへと移動し、フルアムと対戦する。難しい試合にはなるだろうが、全力を尽くすつもりだ。それが今の競争相手だ。先週は明らかに良い週ではなかった。もし望むのであれば、良い結果、良いパフォーマンスとともに残りシーズンに向けてスタートしたいと考えている」

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