これも「スラムダンク」効果? 東映が前年度を上回る一般社員の賃上げ実施を発表

東映の吉村文雄社長

映画会社の東映が19日、今年度の一般社員の定期昇給・ベースアップその他手当を含め、平均1万7159円の賃上げ(昇給)を実施することを発表した。昇給率は平均で5・8%。前年2023年度の昇給率は平均4・82%、1万4133円だった。

賃上げの理由については、「23年度の売上高が第3四半期として04年度以降過去最高であり、また営業利益、経常利益、当期純利益も過去最高であった前年同期に次ぐ成績を収めた業績であったこと」と「急激な物価高騰に対する支援の一環として」としている。

東映では22年12月に公開された「THE FIRST SLAM DUNK」が23年8月までの〝ロングラン〟を果たした。興行収入は158・7億円に達し、23年の映画では、邦画、洋画を合わせてトップの興行収入を記録。今回の賃上げには「スラムダンク効果」もあったようだ。

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