Solafune、AI技術コンペ開始–衛星画像で畑の領域を切り分け

衛星データ解析技術のSolafuneは衛星画像から畑の領域をセグメンテーションするAI(人工知能)技術を開発するコンペティションを開始した。開催期間は日本時間8月13日午前8時59分まで。4月17日に発表した。

今回のコンペは農業での衛星データの活用を促進することが目的。地球観測衛星「Sentinel-2」が撮影した世界中の農地の画像から畑ごとのインスタンスセグメンテーションに挑戦する。

畑の領域を正確に検出する技術の向上を目指す。作物の種類を特定するとともに生育状態を把握するなど農業分野でのさまざまな問題に対する解決策を提示。コンペを通じて既存技術の精度向上を図り、衛星データを農業に活用することを期待できるとしている。

賞金は1位が4000ドル、2位が2500ドル、3位が2000ドル。賞金総額は1万2000ドル。コンペ中にウェブサイトのディスカッションに作成されたトピックで最も投票数が多い参加者には、別に1000ドルが与えられる。

コンペで使われるSentinel-2の画像は、藍(中心波長は443nm)、青(同493nm)、緑(同560nm)、赤(同665nm)、可視近赤外線(VNIR、704nm)、VNIR(同740nm)、VNIR(同783nm)、近赤外線(NIR、同833nm)、NIR(同865nm)、NIR(同945nm)、短波長赤外線(SWIR、同1610nm)、SWIR(同2190nm)――という12バンドで撮影されている。撮影期間は2022年1月1日~2024年3月1日。

(出典:Solafune)

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Solafuneプレスリリース(PR TIMES)

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