CL4強入り貢献も…負傷抱えるサネは「ぎりぎりの状態だった」

[写真:Getty Images]

バイエルンのドイツ代表FWレロイ・サネは痛みを押して大一番を戦ったようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。

アーセナルとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝では1stレグに続いて2ndレグにも先発し、バイエルンの準決勝進出に貢献したサネ。しかし、両レグともに直前のブンデスリーガを欠場していた。

ベスト4入りが決まった2ndレグ後、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリストフ・フロイント氏がオーストリア『スカイ・スポーツ』にコメント。サネが痛みとつきあいながらプレーしたと明かした。

「完全にぎりぎりの状態だった。彼は一切のトレーニングができていない。メディカルスタッフたちは本当にできる限りのことをしてくれた」

「レロイは必死に歯を食いしばり、素晴らしい仕事をしてくれた。実際、彼は数週間トレーニングできなかったが、この試合にはなんとか間に合わせた」

また、『スカイ・スポーツ』で解説者を務める元ドイツ代表MFディートマー・ハマン氏は痛みに耐えながらプレーするサネの様子を気にしていた模様。すでにバイエルンのブンデスリーガ12連覇の夢が途絶えていることもあり、トーマス・トゥヘル監督は大一番以外、サネに頼るべきではないという考えだ。

「バイエルンは幸運だ。必ずしもブンデスリーガでプレーする必要はない。私ならプレーさせない。必要に応じて準決勝で起用する」

「彼をしばらく休ませて、この状況に対処できるか様子を見るべきだ。痛みのない100%の状態のサネがいれば、優位に進められる可能性がはるかに高くなる」

© 株式会社シーソーゲーム