ライオンズが“オールブラック”のオルタネートを含む新ユニフォームを発表

デトロイト・ライオンズ【AP Photo/Rick Osentoski】

デトロイト・ライオンズは現地18日(木)、2024年シーズン用のデザインが一新されたユニフォームを披露した。新ユニフォームには黒と青のカラーラッシュの新しい見た目と、3種類のヘルメットシェルが含まれている。

新しいホーム用のユニフォームは、ライオンズの伝統的なジャージを現代風にアレンジしたものであり、長年ライオンズの色彩スキームに含まれていた特徴的なホノルルブルーが“リフレッシュ”される。青色のジャージの上には白色の背番号が復活し、合わせて着用されるパンツは、近年使用していた灰色から銀色に変更。コントラストの効いた、ショルダーとパンツのストライプは、フォード・マスタングに使われているものに似ており、白いアクセントが特徴だ。また、襟の内側には“One Pride(ワン・プライド)”と刻印されている。

「より粘り強く。より強い意志で。もっと前へ」

アウェイ用のユニフォームは、白地の上に青色の背番号が銀色で縁取らされたジャージと、無地の青色あるいは白色のパンツを組み合わせる。また、このユニフォームはチーム史上初めて、胸元に “Detroit(デトロイト)”の文字を掲示。ホームシティへの敬意を表すため、青色の襟の内側には “313”というデトロイトの市外局番が刻まれており、デトロイトとその住民のハードワークの伝統を称えている。

近年はオルタネート(代替)ユニフォームとして全体的に灰色を使用していたライオンズだが、2024年シーズンには“Motor City Muscle(モーターシティ・マッスル)”の愛称を持つ全体的に黒色のユニフォームに移行する。再び導入されたこの配色は、1990年代から2000年代初頭にかけて、現ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルをはじめとした選手たちが着用していたスタイルを想起させる。ホノルルブルーは、背番号、トリム、そして前面に刻まれた“Lions(ライオンズ)”の文字に使用され、青い襟の内側には“Motor City(モーターシティ)”の文字が刻印されている。

また、ライオンズは、1950年代後半へのオマージュであるクラシックなスローバックユニフォームも保持。唯一の変更点はジャージの青色がリフレッシュされたことだ。このユニフォームは、ストライプのない銀色のパンツと青のソックスと合わせて着用される。

ヘルメットに関しては、ホームとアウェイの通常のシェルが銀色で、通常の跳ねるライオンのロゴを採用し続け、中央に青と白のストライプが入っている。また、故オーナーであるウィリアム・クレイ・フォードSr.に敬意を表して、新しくホノルルブルーのフェイスマスクを導入。

ライオンズの黒いオルタネートユニフォームには、マット仕上げのホノルルブルーのヘルメットが使用され、コントラストが効いた黒色のフェイスマスクとストライプ、そして黒色バージョンの跳ねるライオンのロゴがあしらわれる。その一方で、クラシックユニフォームは引き続き銀色のシェルと銀色のフェイスマスクを採用し、デザインは施されていない。

今年は、2024年シーズンに向けてすでにユニフォームのデザイン変更を進めていたチームを対象に、リーグが最近3つ目のデザインの使用を認めたことを受けて、チームが3つのヘルメットシェルを持つことが許可された最初のシーズンとなる。

【KO】

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