富永啓生にウォリアーズ待望論が現地で高まる〝本家〟カリーと競演なるか

ネブラスカ大の富永啓生(ロイター=USA TODAY Sports)

バスケットボール男子の全米大学体育協会(NCAA)1部ネブラスカ大の富永啓生(23)に、名門ウォリアーズへの入団待望論が現地で沸き起こっている。

富永は昨夏のW杯で日本代表の主力として活躍。大学最終シーズンとなった今季を終えて、ドラフトでNBA入りに期待が高まっている。

15日には婚約を発表するなど話題に事欠かない富永には、現地でNBAでの活躍を期待する声が高まっており、その動向が盛んに議論されている。

そうした中、現地ファンの間で富永の入団先として脚光を浴びているのがウォリアーズだ。直近の10年間で4度のファイナル制覇を果たすなどNBA屈指の強豪と言えるウォリアーズだが、今季は10位と低迷。プレーイン・トーナメントでもあっさり敗退してプレーオフ進出を逃した。

来季に向けてチーム再建が急務の中、若手の有望株として待望論が沸き起こっているのが富永だ。ネット上では現地のファンから「ウォリアーがNCAAの3ポイントチャンピオンの富永をドラフトし、カリーを支援だ!!」「ウォリアーズ、心配する必要はありません。来季もNBAドラフトがある。今年のドラフトで富永啓生選手を指名することができる」「彼らにはステフのようなスナイパーが必要だ。彼らは富永啓生をドラフトすべきだ」と今のウォリアーズにとって最適の選手だと猛プッシュする声が相次いでいる。

富永はそのプレースタイルから、NBAのスーパースターでウォリアーズの絶対的エースのステフィン・カリーに例えられ〝日本のカリー〟の異名を取る。本家と競演なるか注目だ。

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