『アンチヒーロー』の意外なシーンにVFXを駆使 第1話見返し“追いアンチ”ポイント公開

長谷川博己主演のTBS日曜劇場『アンチヒーロー』で使用されたVFX(視覚効果)のメイキング映像が公開された。

本作は、殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士を通して、「正義の反対は、本当に悪なのか?」を問いかける逆転パラドックスエンターテインメント。4月14日の初回放送では、世帯視聴率が『VIVANT』(TBS系)と同値の11.5%、個人視聴率は7.0%を記録した。

4月21日放送の第2話では、岩田剛典演じる緋山は本当に無罪なのか、それとも有罪なのか、町工場の社長殺害事件が結審する。これに先駆け、番組公式SNSでは第1話見返し“追いアンチ”ポイントとして、VFXのメイキングが公開されている。

裁判所でのシーンは、廊下は静岡県庁にて撮影が行われ、法廷はセットが組まれている。廊下と法廷では撮影場所が異なるため、本来であれば絶対に画は繋がらないが、放送ではワンカットで繋がっている。また別のシーンでは、北村匠海演じる赤峰が、外出先から「明墨法律事務所」に戻ってくるシーンも同様にCGが駆使されており、ロケで撮影された廊下とセットが組まれている法律事務所内がワンカットで繋がっている。

“本来繋がらないシーンをどう繋げるのか”はドラマ制作陣の挑戦として、細部までこだわって制作されている。物語だけでなく、こうした制作陣のこだわりも日曜劇場ならでは見どころの1つだ。なお、第1話はTVer、TBS FREE、U-NEXT Paraviコーナー、Netflixにて配信されている。

そして第2話について、飯田和孝プロデューサーは「1話と2話はある意味、“スタート地点”という位置付けになっています。また、1話のエピソードタイトルである『接点』。これは、ドラマをみる上でのヒントになりますので、そういったところにも注目して、1話を見返してもらい、緋山の事件が結審する2話を楽しんでいただければと思います」とコメントを寄せている。
(文=リアルサウンド編集部)

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