ゴールドグラブに新部門を創設するべき?レイズのボールボーイが好プレーを連発!

現地4月17日に行われたレイズ対エンジェルス戦でのことだ。4回表2死からルイス・レンヒーフォが、右翼線への痛烈なゴロでファウルを放った。このボールをレイズのブルペンからボールボーイがキャッチしに行ったのだが、途中で足がもつれる。だが、彼は倒れ込みながらも正確にボールが来る位置にグラブを差し出し、見事キャッチしてみせたのだ。

この好プレーを目の前で見ていたレイズのリリーフ投手陣は、思わず拍手喝采。実況席でもボールボーイの好プレーが話題となり、本人も思わずヘルメットを叩きつけて喜んでいた。
今季、レイズのボールボーイが披露する好プレーは、これだけではない。エンジェルス戦の彼とは別人ながら、3月30日のブルージェイズ戦では、ジョージ・スプリンガーがかっ飛ばした右翼線へのファウルボールを、定位置(?)から走り出てきたボールボーイが鮮やかな横っ飛びで見事キャッチしたのだ。グラブを高々と掲げ、ボールを観客席へ投げ入れる姿は、本職の野手顔負けだった。

MLB公式サイトのマニー・ランダワ記者は、「レイズにゴールドグラブ級の“10人目の野手”が誕生」と題して一連の好プレーを特集。さすがにゴールドグラブ賞に「ボールボーイ部門」を新設するのは無理だろうが、彼らの“神キャッチ”だけを集め、動画で好プレー集として特集してもいいかしれない?

構成●SLUGGER編集部

© 日本スポーツ企画出版社