咲き乱れる「恋の訪れ」 アガパンサス5千株が見頃 うるま市の沖縄紅茶農園

白いオクラレルカも咲いている

 【うるま】うるま市石川山城の沖縄紅茶農園で10日、5千株ほどのアガパンサスが咲き乱れるとともに、珍しい白のオクラレルカが満開で見頃を迎え、訪れる人々を喜ばせている。オクラレルカの花言葉は「良い知らせ」。アガパンサスは「恋の訪れ」。

 農園主の山城豊さん(79)は「今年も見事に咲いた。鑑賞に訪れる皆さんが喜んでくれるのがうれしい」と話し、妻のミツ子さん(77)と顔を見合わせた。

 ミツ子さんは「オクラレルカは淡い紫色が多いが、珍しい白のオクラレルカが咲いていて、とてもきれい。鑑賞に訪れる皆さんは、アガパンサスの花が目当てですが、白のオクラレルカを見つけて珍しそうにしている」と喜んでいる。

 同市石川宮前区から訪れた町田眞里子さん(70)、吉野喜美子さん(92)は「素晴らしい、見事な花園。ご飯を食べるより好き。癒やしになる」と花畑を歩いた。

 山城さん夫妻は「花の苗を販売している。入場無料で休日なしなので、気軽に花見に来てください」と呼びかけた。

 問い合わせは沖縄紅茶農園、電話098(965)3728。(与古田徳造通信員)

アガパンサスなど色鮮やかな花を見て楽しむ来場者=10日、うるま市石川山城の沖縄紅茶農園

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