【西武】連敗7でストップ!最下位脱出 5点リードも終盤1点差まで迫られヒヤヒヤ

先制ソロを放った西武・岸潤一郎

西武は19日の楽天戦(ベルーナ)に5―4で勝利し、9日のロッテ戦(大宮)から続いていた連敗を7で止めた。これで借金は3に減り、楽天と並んでいた最下位を脱した。

最後は4点リードの8回に2番手・甲斐野が岡島に1号3ランを被弾し、1点差に迫られる綱渡りの連敗脱出だった。打のヒーローは初回、楽天先発・早川から2号先制ソロを左翼スタンドに打ち込んだ岸潤一郎外野手(27)だった。

岸は「打ったのは真っすぐです。先頭打者のハセ(長谷川)がフルカウントまで粘ってくれて、おかげで早川投手の球を多く見ることができたので、いい結果につながりました」とチーム5試合ぶりの先制点となった先制弾を振り返った。

さらに西武打線は早川を攻め二死二、三塁のチャンス。6番・佐藤龍の左前打で2者が生還し、初回に一気に3点を先制した。3回にもアギラーの適時打、山村の犠飛で2点を追加し、5点を奪った。

アギラーは「打ったのはチェンジアップ。イマイが頑張っていたから。何とか援護したいと思っていたから、タイムリーになって良かったよ!」と7回1失点の先発・今井の好投に報いた。

ロッテ、ソフトバンクの上位2チームに喫した7連敗中、チームの総得点はわずか9。この日は3回までに5点を奪いこれまでの〝うっぷん〟を晴らした。

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