レアル・マドリードで出場機会掴めないアルダ・ギュレル、来季はベティスへレンタルか?

写真:昨年夏にレアル・マドリードへ加入したアルダ・ギュレル ©Getty Images

2023年夏、18歳ながら2000万ユーロ(約32億円)の移籍金でレアル・マドリードへ加入したアルダ・ギュレル。加入当初、フェネルバフチェでのプレーぶり、そして左利きのトルコ人プレーヤーということもあり、同じくトルコにルーツを持つメスト・エジルの再来と称されるなど、大きな期待が寄せられた。

しかし、プレシーズンに右膝半月板損傷で戦線離脱するなど、度重なる負傷離脱に加え、フィジカル問題を指摘されたギュレルは、トップチームデビューに約5ヶ月の時間を要した。1月以降、負傷離脱はなくなったものの、カルロ・アンチェロッティ監督の信頼を勝ち取ることは出来ず、公式戦出場時間はわずか98分となっている。

スペイン『Mundo Deportivo』電子版によれば、ギュレルに興味を持っているクラブは複数あるという。そして、レアル・ベティスがギュレルの1年または2年のレンタル移籍を画策しており、既にレアル・マドリードと選手の代理人にコンタクトを取っていると伝えた。

ベティスは昨年夏にセルヒオ・カナレス、今冬にはアンドレス・グアルダードを放出し、スカッドの若返りを図っている。また、現在ベティスでスポーツディレクターを務めるゴンサロ・ノビージョ氏は、マドリード時代にギュレルを発掘したスカウトの1人であったといい、マドリードのギュレル獲得に貢献した人物だという。

なお、レアル・マドリード側はギュレルの移籍先として、来季UEFAのコンペティションへ参加するチームへのレンタルを希望しているという。

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