「一番星」田植え始まる 茨城・潮来

青空の下で行われた一番星の田植え=潮来市内

茨城県潮来市内の水田で19日、極早生(わせ)水稲品種「一番星」の田植えが始まり、青空の下、水田に規則正しく植えられた苗が風にそよいだ。早ければ8月上旬に収穫される。

一番星は、早生品種「あきたこまち」に代わる品種として県が開発。粒が大きく豊かな食味があり、冷めてもおいしく食べられるのが特長。「市大規模稲作研究会」(坂本孝史会長)が2013年から生産に取り組む。この日は、宮本勝美さん(65)の水田など約6100平方メートルで田植えが行われた。

宮本さんは「一番星は、あきたこまちに比べて稲穂が倒れにくい。多くの人に食べてもらい、おいしさを広めたい」と話した。今年は市内全域で約50ヘクタール栽培され、同市前川の道の駅いたこなどで販売する予定

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