木曽路とサガミ一斉休業日 GWに、働き方改革の一環

 名古屋の外食各社が、5月の大型連休中や連休明けに、一斉休業日を設ける。従業員の働き方改革の一環。

 和食チェーンの木曽路(本社名古屋市)は、GW(ゴールデンウイーク)明けの5月7、8日の2日間、全店一斉休業する。従業員の休み確保のため7~8年前から行っているが、今後は年末年始明けなどでも「(休業を)検討していく」(担当者)という。

 和食チェーンのサガミホールディングス(本社名古屋市)は、従業員の連続勤務を避けようと、主力の「和食麺処サガミ」や「味の民芸」をはじめグループ全店を5月1日に一斉休業する。同様の取り組みは、従業員の働く環境改善の取り組みとして2019年に開始。GWや、年末年始明けなどで実施してきた。

 本年度は、5月1日のほかにも8月16日、25年1月7~8日の計4日を一斉休業に設定している。広報担当者は「従業員の定着や、新たな採用にもつなげたい」と話している。

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