広野産ミカンでサイダー 小名浜海星高、町応援へ生徒開発

広野町産ミカンを使った「みかんサイダー」

 小名浜海星高商業科の生徒が、広野町産ミカンを使った「みかんサイダー」を開発し販売を始めた。開発した生徒が18日、広野町役場を訪れ、遠藤智町長に商品をPRした。

 双葉郡応援プロジェクトの一環で、風評払拭に向けて町産ミカンを使った。生徒がミカンを収穫し商品を企画した。この日は2年生の伊藤美優さん、木田修二さん、佐藤陽愛さん、藤田叶夢さん=いずれもいわき市、16歳=が訪れた。

 生徒たちは商品を紹介し「町がもっと元気になることを願っている」と語った。試飲した遠藤町長は「良い味だ。希望に向かう力になる」と感謝を伝えた。

 同日、生徒たちは町内の二ツ沼直売所「のらっこ」で試飲・販売も実施した。製造本数は4125本、希望小売価格は250円。のらっこのほか、いわき・ら・ら・ミュウ(いわき市)、道の駅ならは(楢葉町)などで販売する。

写真=遠藤町長(右)に「みかんサイダー」の完成を報告する小名浜海星高の生徒たち

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