出生率 神栖1.54 茨城県内最高

茨城県庁=水戸市笠原町

厚生労働省が発表した2018~22年の市区町村別合計特殊出生率で、茨城県内で最も高かったのは神栖市の1.54だった。最も低い利根町の1.03は、全国でも30番目に低かった。県平均は1.34で、全国平均1.33をわずかに上回った。

県内の市町村別内訳を見ると、神栖市に次いで高かったのは、つくばみらい市の1.53。つくば市と鹿嶋市1.49、守谷市と東海村1.44、ひたちなか市1.43、水戸市1.42、小美玉市1.40と続いた。一方で利根町に加え、五霞町1.09と計2町が1.10を下回った。

23年に県内で生まれた赤ちゃんの数(出生数、速報値)は、前年比949人減の1万5595人で過去最少となった。合計特殊出生率は下落傾向にある。

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