JAグループ熊本の関係者が15日、岸田文雄首相を官邸に訪ね、野菜や果物など熊本の多彩な農畜産物をアピール。首相は「熊本は食材の宝庫」と舌鼓を打った。
一行はこの日〝官邸デビュー〟を果たしたくまモンを連れ、トマトやナス、メロンのほか、黒毛和牛とあか牛の肉、牛乳、県産ブランド米「くまさんの輝き」などを贈った。全国トップの生産量を誇るスイカとデコポンを試食した首相は「スイカはしゃきしゃきと歯応えが良く、デコポンも酸味が抑えられて食べやすい」と笑顔を見せた。
首相は発生から8年となった熊本地震に触れ、「大きな地震を乗り越え、素晴らしい産品を作ってこられたことに心から敬意を表する」との賛辞も。終了後、熊本経済連の丁道夫会長は「県内生産者の技術の結晶だ」と手応えを語った。（中尾有希）
