熱気球 青空にふわり 富山県砺波市でチューリップバルーン

青空に舞い上がる色とりどりの気球=砺波市中村

 砺波市の春の風物詩となっている「チューリップバルーン2024」が20日、同市中村グラウンドをスタート地点に始まり、カラフルな熱気球が砺波平野の上空を彩った。

 県内外から33チームが出場。微風で青空が広がる良好なコンディションの下、各チームは午前7時ごろに次々と大空へ飛び立った。先発した気球を追い掛け、地上に設置されたターゲットに砂袋を落とす競技を楽しんだ。

 新型コロナウイルス流行や天候不良のため中止が続いていた熱気球の体験搭乗が、5年ぶりに実施された。家族連れらが長い列を作って順番を待つ人気ぶりだった。母と祖父と一緒に体験した高岡市新寺町の畠山夕(ゆう)ちゃん(4)は「乗るのは初めて。ゆっくり浮いて怖くなく、他の気球もたくさん見て楽しかった」と喜んでいた。

 チューリップバルーンは、県内の熱気球愛好団体などでつくる実行委員会が、となみチューリップフェア(23日~5月5日)をPRしようと開催しており29回目。体験搭乗は20日のみで、競技飛行は21日も行われる。

次々と大空へ浮かび上がる熱気球
大きく膨らみ浮かび上がろうとする熱気球を見守る来場者
バーナーで気球を膨らませて、飛び立つ準備をする参加チーム
5年ぶりに行われた体験搭乗も人気を集めた
たくさんの熱気球がチューリップ畑の上を飛んだ

© 株式会社北日本新聞社