おにぎり、ハンバーグ超えの“染みる”素朴料理は、30~50代男女が食べたい「おふくろの味」【完全版】

「おかんのが一番!」(photoAC)

実家に帰ると楽しみなのが、母親の作るご飯。決して洗練されたものではないが、体のためを考えて作られたご飯は、心と体にしみじみとしみてくる。そこで今回は、30~50代の男女100人が食べたい「おふくろの味」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

第8位には、おにぎり、豚のしょうが焼き、卵焼きが同率でランクイン。

朝ご飯やお弁当に定番だったおにぎり。中に入れる具や形、大きさは家庭ごと、母親のオリジナルだ。

「いろんな家でおにぎりの味が違う。やっぱりおかんが作ったのが一番うまい」(43歳/男性)

「お米を炊いたときに母が作ってくれたおにぎりを思い出す」(47歳/男性)

「疲れたとき食べたくなる」(40歳/女性)

濃いめの味付けの豚のしょうが焼きは、最高のご飯のお供。しょうが焼きのタレは、家庭ごとに配合が違うため、実家ならではの味があるようだ。

「お腹が空いたとき食べたくなる」(44歳/男性/学生・フリーター)

「思い出の味だが、正直醤油としょうがのみの味つけなので……そこまで食べたいとは思わない」(47歳/男性)

「だいぶ前に食べたきりなので空腹だと食べたいと思う」(40歳/男性)

厚焼き、だし巻きなど、卵焼きとひと言でいってもバリエーションは豊か。中にほうれん草やしらすを入れたり、味つけも甘い、しょっぱいなど、家族の好みが出そうだ。

「父の逝去により20年以上の一人暮らしを止め、母と姉が暮らす実家に戻ったのが3年半前。94歳になった母は、まだ元気だが、さすがに料理はできない。最近の卵焼きは健康志向や薄味が好まれることから出汁巻のような味や無味に近いものが多く、子どもの頃、母が作ってくれた砂糖たっぷりの卵焼きに出会うことがない。市販ながらも手作り風の弁当を食べているときに卵焼きが入っていると、運動会等で食べた母の卵焼きが食べたくなる」(59歳/男性/会社経営・役員)

「実家帰ったときには食べている」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「食卓に出てくる間隔が空いたとき食べたいなと思う」(33歳/女性/学生・フリーター)

第7位は、コロッケ。

コロッケはじゃがいもを潰すところから作ると、なかなか手間がかかるもの。サクッと揚げたてで中がホクホクのコロッケは、母の愛を感じられる味だ。

「ときどき無性にコロッケが食べたくなる」(39歳/女性)

「疲れていて体力をつけたいとき」(38歳/女性/総務・人事・事務)

「毎日食べたい!」(52歳/女性/主婦)

「外食などが続いたとき恋しくなる」(35歳/女性/総務・人事・事務)

■第5位は炊き込みご飯とハンバーグ

第5位は、炊き込みご飯とハンバーグ。

具沢山の炊き込みご飯は、いつもの白いご飯にはない特別感があり、子どもの頃にはうれしかった。タケノコやキノコ、栗など、季節感もあり、思い出と強く結びついているメニューなのかもしれない。

「母との思い出の食べ物は五目ご飯とパン。一つだけならば五目ご飯です。函館の大沼公園に行く際のお弁当に持っていった五目ご飯は本当においしかった。パンは、私が学生時代、土曜日は午前中までだったので、家に帰ればテーブル一面にパンがたくさんあり、母が待っていた」(59歳/女性)

「味が濃いめで小さい頃からよく作ってくれた炊き込みご飯。母が亡くなったのでもう食べられない。毎日食べたいなと思っている」(40歳/女性)

「炊き込みご飯は実家に帰ったときに食べる」(42歳/男性/総務・人事・事務)

「いつでも食べたい」(36歳/女性/主婦)

「五目おこわ。帰省すると持たされる」(49歳/男性/研究・開発)

子どもの好きなメニューにも必ず入ってくるハンバーグは、大人になると外食でも食べるが、基本は家庭料理というイメージだ。おうちによって、かけるソースが違ったり、煮込みハンバーグだったり、特徴がありそう。

「母を思い出したとき食べたくなる」(56歳/女性)

「定期的に食べたくなる」(47歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「おなかがすいてるときに食べたくなる」(48歳/女性/学生・フリーター)

「テレビ番組でハンバーグを見たとき、ふと食べたくなる」(48歳/男性)

■第4位は懐かしい味、煮物

第4位は、煮物。

かつてはお母さんが作るおかずの定番中の定番が煮物だった。野菜をメインに、肉、魚などを合わせて栄養バランスも抜群のメニュー。簡単なようで、自分で作ると思ったような味にならないという、まさに“おふくろの味”だ。

「ごっちゃ煮。懐かしい味わい」(33歳/女性/総務・人事・事務)

「筑前煮を思い出す」(48歳/男性/会社経営・役員)

「かぼちゃの煮物。自分で、時短で炊いたかぼちゃを食べたとき、懐かしく思った」(48歳/女性/総務・人事・事務)

「実家に帰ると野菜の煮物を食べたくなる」(54歳/男性/総務・人事・事務)

「自分で作っても同じような味にならないときに母の煮物を思い出す」(42歳/女性/主婦)

「帰省したら母の煮物を食べる」(31歳/女性/主婦)

■「おふくろの味」ランキング
1位 肉じゃが
2位 味噌汁
3位 カレー
4位 煮物
5位 炊き込みご飯
5位 ハンバーグ
7位 コロッケ
8位 おにぎり
8位 豚のしょうが焼き
8位 卵焼き

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