テイラー・スウィフト最新アルバムが初日だけでSpotifyにて2億再生越。俳優が出演したMVも公開

Taylor Swift - Photo: Beth Garrabrant (Courtesy of Republic Records)

2024年4月19日に発売となったテイラー・スウィフトのニュー・アルバム『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』、そして配信2時間後に15曲が追加された全31曲入りの『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』が配信初日だけで既に様々な記録を打ち立てている。

現時点での記録

Spotifyでは配信から半日で今年の初日アルバム再生記録を更新し、1日で2億再生を突破した初のアルバムとなった(それまでの1位は自身の前作『Midnights』の1.86億再生)。Amazon Musicでも配信初日の最高記録を樹立。Apple Musicでは「Fortnight」が女性初の初登場1位を記録。iTunes Storeでは66曲目の1位という史上最高記録を更新した。また、米音楽業界誌HIT Daily Doubleは今作について、発売初週のセールスは200万枚を越え、彼女自身の作品で最も最高の数値となることが予測されている。

そして日本時間4月20日の午前9時に、このアルバムからポスト・マローンがフィーチャーされた「Fortnight」のミュージック・ビデオが公開され、ビデオの中には俳優のイーサン・ホークとジョシュ・チャールズが出演していることも明らかになった。

<YouTube: Taylor Swift - Fortnight (feat. Post Malone)>

MVの内容と本人のコメント

このミュージック・ビデオは、時空が倒錯したような病室でテイラー・スウィフトがベッドにつながれているシーンから始まる。「FORGET HIM(彼を忘れる)」と書かれた薬を飲んで起き上がり、覗き込んだ鏡に映る顔にはコラボレーション相手でもあるポスト・マローンと同じタトゥーが刻まれている。

タイプライターを前にポスト・マローンと迎えあわせに座り日常的な仕事をこなし、2人が愛に満ち足りた時間を過ごす様子が描かれる。そこからは愛と憎しみ、過ぎ去った日々と現在、怒りと癒しなど、この楽曲の持つ心象風景を表すような映像が展開される内容になっている。

自身が監督を務めたミュージック・ビデオの公開に際しテイラーは次のようにコメントを寄せている。

「“Fortnight”のミュージックビデオを制作する際、この音楽を作る背景となった、私の頭の中にある世界を皆さんにお見せしたいと思いました。 このビデオに登場するほとんどすべてのものが、アルバムの中にあるものへ比喩や言及になっています。私にとって、このビデオはこのアルバムとその中で私が語る物語を完璧に視覚的に表現したものになりました。ポスト・マローンは、拷問を受けた悲劇のヒーローを演じて、撮影現場で私を圧倒してくれましたし、このコラボレーションにすべてを注いでくれて、彼に本当に感謝しています。それにイーサン・ホークとジョシュ・チャールズ(拷問を受けた詩人、廊下の向こうの同僚、死んだ詩人)という、この世で最もクールな男性たちと仕事ができて、まだ笑顔のままです」

「底知れぬほど素晴らしい撮影監督のロドリゴ・プリエトや、夢のような協力者たちと一緒に仕事ができたなんて、いまだに信じられません。イーサン・トブマン(プロダクション・デザイン)、チャンクラー・ヘインズ(編集)、アンソニー・ディミノ(1st AD)、ジル・ハーディン(プロデューサー)、ドム・トーマス(エグゼクティブ・プロデューサー)。パーラメントはいつものようにVFXを担当してくれました。ジョセフ・カッセル、ロリー・ターク、ジェマ・ムラディアンは、拷問を受けたような表情に命を吹き込んでくれた。スタッフ全員のおかげで、この夢のような撮影ができました。関係者の皆さん、そして観てくださった皆さん、ありがとうございました」

新作『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』はテイラー・スウィフトにとって11枚目の新作のスタジオ・アルバムとなり、2022年10月の『Midnights』以来となる1年6か月振りの新作アルバムとなる。プロデューサーはテイラー本人に加えて、『folklore』からの仕事をしているアーロン・デスナー、そして『1989』からのという長年の付き合いであるジャック・アントノフが担当している。

Written By uDiscover Team

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