今田美桜『花咲舞』に「やっぱり杏がいい」の声も前シリーズにないドタバタ感が“アリ”なわけ

今田美桜(C)ピンズバNEWS

今田美桜(27)主演の連続ドラマ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系/土曜よる9時)が、4月13日に放送スタート。2014、15年に放送された、杏(38)主演の同名作のリメイク版だが、やはり、大ヒットした前シリーズと比較する声が視聴者の間で出ている。

このドラマは、池井戸潤氏の同名新作小説が原作。大手銀行で働く地位なし、権力なし、怖いものなしの主人公・花咲舞(今田)が、銀行内で巻き起こる事件や不祥事を見事に解決していく痛快エンターテインメント。初回の平均世帯視聴率は、7.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好発進だったがーー。

第1話「今度の敵は女!?」は、東京第一銀行羽田支店の窓口係を務める舞が、ある日突然、本部の支店統括部臨店班への人事異動を言い渡される。相棒の相馬健(山本耕史/47)のやる気がないのは気になるが、エリート女性行員の昇仙峡玲子(菊地凛子/43)に憧れを抱き、舞は本部への大抜擢だと張り切る。

しかし、臨店の仕事は、支店で起きた小さな問題の解決と指導、皆から嫌われる誰もやりたがらないものだと知り、舞はショックを受ける。最初の臨店先は古巣の羽田支店で、臨店班宛に、藤枝支店長(迫田孝也/47)と取引先の株式会社エトランの癒着の調査を求める内部告発のメモが届き……という展開。

今田が主演した22年放送の『悪女(わる)』(同局系)を思わせるドタバタ感があったため、案の定、X(旧ツイッター)上では、《今田美桜の花咲舞は何かイライラするんだよな…杏さんの場合は「もっとヤレッ!! 」って思っていたのに》など、杏バージョンが良かったという、視聴者の声があがっている。

■令和版『花咲舞』と平成版の違い

「ドタバタはしていますが、それがテンポの良さを生んでいます。最近のドラマは落ち着いた展開だと、視聴者がすぐに飽きて見るのをやめてしまうので、平成版から令和版にアップデートするには、これは必要な演出でしょう。

また、今回は新キャラで昇仙峡(菊池)がいます。初回ラストの展開を見ると、昇仙峡は舞に立ちふさがるラスボス的存在になると思われます。冷酷な昇仙峡と対比する意味でも、今後、今田のオーバーな演技は活きてくるはずです。キャストも登場人物も変わるのだから、前とは別物と考えるべきですね」(ドラマライター/ヤマカワ)

今田が演じる舞は直情的なところはあるが、そのぶん、X上では《スカッとした!》という声もある。4月13日は裏番組に吉沢亮(30)主演の人気ドラマ『PICU 』(フジテレビ系)のスペシャル版があったのに、視聴率で7.8%という数字が出ているのは、それだけ支持された証拠だろう。あらためて令和版の花咲舞を楽しみたい。

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