【陸上】柳田大輝 パリ五輪仕様の調整貫く「やらなければいけないことはまだまだある」

柳田大輝

昨年7月に行われた陸上のアジア選手権(バンコク)男子100メートルで優勝した柳田大輝(東洋大)は、パリ五輪に向けた調整に余念がないようだ。

柳田は20日にパリ五輪リレー種目の予選を兼ねる世界リレー大会(5月4日開幕、バハマ)に臨む日本代表として公開練習に参加した。久々となったバトンパスでは失敗する場面もあったが「まだ練習の段階。世界リレー本番まで時間もあるので、そこに向けてしっかり準備ができればいい」と意欲を示した。

五輪イヤーとなる今季、柳田はまだレースに出場していない。その意図について「去年は夏場、特に7月あたりにピークが来たが、ブダペスト(世界選手権、8月)のときはギリギリ間に合わせたぐらいの感じだった。今年はパリに合わせるために、シーズンインを遅らせている」。余裕をもたせたスケジュールでウエートトレーニングに取り組むなど、時間を有効的に活用している。

世界リレーで上位14か国の中に入ることができれば、パリ五輪への出場権を手にすることになる。「自分のやりたいこと、やらなければいけないことはまだまだある。しっかりやっていって、その先にパリが見えてくるのかなと思う」と先を見据えていた。

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