群馬県立歴史博物館(高崎市)の春の特別収蔵品展「だるまさん大集合」が20日、同館で始まった。全国一の生産地である同市の伝統的な高崎だるまの制作工程をはじめ、全国33都道府県で作られた約80種類のユニークなだるまが来場者の目を楽しませている=写真。6月16日まで。
空や海を表現した群青色で顔の周りを縁取った「松川だるま」(仙台市)は、ふさふさとした立体的な眉毛、おなかに宝船と恵比寿や大黒様が描かれた豪華な見た目が特徴。への字の口でおどけた表情の「三角だるま」(新潟県阿賀野市水原)、1センチほどの小さな「清水の豆人形」(京都市)などさまざまなだるまに出合える。
作り手がおらず、現在は廃絶している珍しいだるまも紹介している。
午前9時半~午後5時。月曜休館。