21日まで第1回「SWAP&MEET IN妙高」 妙高山麓に旧車・オーナー集合 キッチンカーなども充実 赤倉温泉大駐車場ほか

約100台のクラシックカーとオーナーが参集、キッチンカーなど65ブースが出店した

妙高山の麓にクラシックカーが集合するイベント、第1回「SWAP&MEET IN(スワップ アンド ミート イン)妙高」(同事務局主催)が21日まで、妙高市赤倉の赤倉温泉大駐車場、隣接する赤倉体育センターで開かれている。

初めてのイベントは、国内では珍しい滞在型クラシックカー展示イベントとして実施。スキーシーズン以外でのインバウンド誘致を目標に、地域全体を盛り上げたいと計画された。

中心となり企画、運営したのは荻野晃さん(69)。横浜市出身で、1年10カ月前に妻・多賀子さん(59)の故郷・赤倉に移住した。荻野夫妻は30年以上、ニュージーランドで暮らし、観光業に携わっていた。

イベントはニュージーランドでの経験が生かされている。実現に当たり、地元に限らず「クラシックカーレビューITOIGAWA」実行委員会(糸魚川市)の大久保峰生事務局長(67)ら近隣、遠方からの協力が多数あった。

会場には県内外から「T型フォード」など約100台のクラシックカーとオーナーが参集。車両、パーツ、オートモビリアの展示・直売・交換会が行われている。キッチンカー、物産展などの各種コーナーには屋内外に65ブースが出店。併せてバンド演奏、フードトラック、無料ドッグラン、レトロコスチューム賞など、多彩な催しが行われている。

初日の20日はファンらが大勢来場し、笑顔で交流。晃さんは「こんなに集まってくれるとは。ここまで形になり、皆さんのおかげ」と感謝し、「今回泊まられた方が、『赤倉良かったね』と言ってくれれば」と期待。多賀子さんは「盛り上げようという気持ちが来場者の方にも伝わるのではないか。できれば毎年続け、赤倉が昔のように盛り上がってほしい」と願った。

19日の前夜祭には、荻野夫妻との親交で〝料理の鉄人〟として知られるフランス料理シェフ・坂井宏行さんが来越。21日午前10時から午後3時まで、イベント見学者は入場、駐車場ともに無料。

イベントを企画、運営した荻野晃さん、多賀子さん夫妻。「T型フォード」と共に

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