ミニスカJKの下着を執拗に盗撮した中学校校長の「教え子を対象にしなかった」倫理観

写真はイメージ

「教え子にあたる中学生は狙わなかった」

中学校のエロ元校長には、本人なりの「倫理観」があったのか。

駅の構内や電車内で女子生徒らのスカート内を盗撮したとして、神奈川県相模原市教育委員会は市立中学元校長の小泉勇教諭(61)を18日付で懲戒免職処分とした。

先月27日正午ごろ、小泉教諭はJR横浜線淵野辺駅で録画装置本体を左足首に装着し、小型カメラを靴ひも部分に取り付けた。電車に乗り込み、10代とみられる女子生徒2人のパンティーを盗撮。2人を追って町田駅で下車した。徒歩で小田急線町田駅に向かい、再び電車に乗車し、盗撮を続けたというから、かなり執拗だ。

教諭は女子生徒2人のスカートの下に左足を差し入れ、盗撮画像を自身のスマホに飛ばし、画面をチラチラ見ながら確認していた。

そばにいた乗客が教諭の行動を不審に思い、「盗撮してるんじゃないですか」と声をかけ、次の新百合ケ丘駅で電車から降ろし、駅員室に連れていった。

教諭は淵野辺駅で見つけた女子生徒2人が「好みのタイプ」だったようで、2人の後をつけ、小田急線に乗り換えていた。教諭は昨年12月以降、同様の手口で10代から40代の女性のパンティーを10~12回にわたり、盗撮していた。

■狙いは高校生以上のミニスカ女子

教育委の聞き取り調査に対し、「ストレスから逃げたいという気持ちと、女性への興味関心があった。スカートが短い女性を狙った」と話しているという。

「女性への興味関心は以前からあったものの、そういった行為には及ばなかったそうです。昨年末ぐらいから、管理職として学校経営上のさまざまな対応の中でストレスを感じ、盗撮をするようになったようです。ストレス発散が目的だったと思います。中学校校長という立場から教え子と同世代の中学生は性的な対象にせず、高校生以上に限っていたようです。本人は『(勤務先の)学校ではやっていない。仕事との切り分けはきちんとしていた』と申しています」(相模原市教育委・教職員人事課担当者)

教諭は昨年4月に校長に就任。就任の挨拶では<子どもたちにつけたい力>として「深く考える力」「思いや考えを行動にする力」「自分に負けない力」の3つの力を挙げていた。

校長自身が自らの欲望に負け、ミニスカ女子の後をつけ、性的興味や関心を思いのまま行動に移してしまった。

© 株式会社日刊現代