菜の花迷路に笑顔咲く 例年より高く成長、4月いっぱいが見頃

津波被災地に広がる菜の花迷路を楽しむ家族連れ=20日午後、南相馬市原町区

 南相馬市原町区萱浜(かいばま)の農業上野敬幸(たかゆき)さん(51)が津波で被災した自宅近くに植えた菜の花が見頃となった。20日は、菜の花迷路のイベントも始まり、来場者が青空の下で一面の菜の花を楽しんでいる。

 迷路は上野さんが2013年に作り始め、今年で12回目を迎えた。上野さんによると、台風が昨年少なかったことや暖冬の影響で、菜の花が例年より高く成長が進み150センチほどまで伸びており、迷路をより楽しめるという。上野さんは「今月いっぱいが最高のタイミング。子どもたちが笑顔になってほしい」と話した。

 迷路は2コースあり、来月5日までの土、日曜日、祝日はゴールした子どもにプレゼントを贈る。入場無料。時間は午前9時半~午後4時。問い合わせは福興浜団(電話090.4554.1525)へ。

© 福島民友新聞株式会社