【スーパーで実践】4~5月は「新タマネギ」の季節!プロが教える「おいしいタマネギ」の見分け方

(※写真はイメージです/PIXTA)

10年以上の野菜販売歴を活かし、野菜・果物のインフルエンサーとして活躍している青髪のテツ氏。本連載では、同氏の著書『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、旬野菜を中心に、失敗しない選び方を紹介します。今回は「おいしいタマネギ」の特徴を見ていきましょう。

◎本稿に掲載されている野菜などの名称、特徴、旬、生産地はお住まいの地域や品種によっては一致しない場合があります。

◎本稿ではスーパーで販売されている一般的な品種について説明しています。

タマネギは頭を軽く押してかたいものが鮮度バツグン

きれいな球体でずっしり重く、かたく締まっているタマネギはみずみずしくておいしいです。軽いものはいたんでいて中が空洞になっている可能性があります。頭の部分をさわってみて、やわらかくなっているものは腐っている場合が多いので避けましょう。

根や芽が出すぎているものは育ちすぎて味が落ちているので、この点も注意してください。

タマネギは保存がきくように乾燥させてから出荷されるので、しっかり皮が乾いているものを選びましょう。

新タマネギは水分が多くやわらかくて、からみは弱く甘みが強いので、生食に向きます。

[図表1]タマネギは頭を軽く押してかたいものが鮮度バツグン ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)

[図表2]おいしい新タマネギはこう見分ける! ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)

【店員のヒトコト】

薄切りやみじん切りなどにして、15分空気にさらすと栄養価がアップする!

涙の原因のアリシン…血液サラサラの効果に期待

原産地は西アジアなどと考えられていますが、最も古くから栽培されていた野菜の一つです。日本では明治時代から栽培されるようになりました。タマネギを切ったときに涙が出る原因でもあるアリシン(硫化アリル)という刺激成分は、血液をサラサラにする効果が期待できます。

[図表3]国内のタマネギ生産地TOP3 ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)

青髪のテツ
野菜のプロ、インフルエンサー
スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、エリアマネージャーとして野菜や果物の仕入れ、販売を行っている。X(旧Twitter)では、野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開。野菜・果物のインフルエンサーとして活躍している。
著書に『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)、『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)がある。

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