ウェストハム副会長、昨夏パーマー獲得が目前だったと明かす「マンチェスター・シティと合意していた」

写真:得点ランキングのトップタイに立つパーマー

今シーズン、チェルシーで殊勲の活躍を見せているイングランド代表MFのコール・パーマー。ウェストハムの副会長を務めるカレン・ブレイディ女史が昨夏、当時マンチェスター・シティに所属していたパーマーの獲得に近づいていたことを明かした。イギリス『Daily Mail』電子版が伝えている。

昨夏マンチェスター・シティからチェルシーに移籍したパーマーは、今シーズンここまで公式戦42試合に出場し25G13Aと大ブレイク。プレミアリーグの得点ランキングではマンチェスター・シティのアーリン・ハーランドと並び首位に立っている。

トップチームでのより安定的な出場機会を求めてチェルシーへ移籍したパーマーだが、昨夏ウェストハムに加入する可能性もあったようだ。ウェストハムは当時マンチェスター・シティから引き抜きの噂のあったルーカス・パケタの代役として、パーマーの獲得に熱心だったという。

ウェストハムのブレイディ副会長は、デイヴィッド・モイーズ監督とともにパーマー獲得を成立させるため「一生懸命努力したが失敗に終わった」と語り、以下のように続けた。

「パーマーはゴール前でジミー・グリーブス(元イングランド代表選手)と同じくらいクールな男だ。おそらくそれが、モイーズ監督が契約しようと懸命に努力した理由だろう。チェルシーが襲い掛かってくるまでは、マンチェスター・シティと合意していた」

結果的に昨夏の移籍マーケット閉幕直前の9月1日に、チェルシーへの完全移籍を決断したパーマー。チェルシー移籍の理由については「チェルシーのプロジェクトを気に入り、影響を与えられると思った」と移籍時に語っており、チェルシーのエースとなったパーマーは自身の力を証明し続けている。

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