もしもに備えて 中央通りで良品計画の防災啓発イベント、21日まで 群馬・前橋市

防災に関するクイズに挑戦する来場者

 防災について楽しく学び、もしもの時に備えてもらおうと、生活雑貨店「無印良品」を展開する良品計画(東京都文京区)は20日、群馬県前橋市の中央通り商店街で防災イベント「いつものもしもCARAVAN」を開いた。来場者がクイズや紙芝居などを通して防災知識を深めた。21日まで。

 イベントは地域全体の防災力を向上してもらおうと、同社が全国各地で企画している。県内では3回目で、商店街を舞台とした開催は全国初だという。

 会場では防災マップの配布のほか、起震車体験や救急車、パトカーなど緊急車両の展示などがあり、飲食店や雑貨のマルシェも出店した。

 家族で訪れた前橋市の公務員、岡田翼さん(29)は「日常のグッズが防災にも使えることが分かった」と感心していた。無印良品前橋中央通り商店街の下田香絵店長は「防災で何をすればいいかを考えるきっかけにしてもらえたらうれしい。地域がつながるコンテンツにしていきたい」と話した。

 参加無料。午前10時半~午後4時。

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