第8シード獲得のヒート、バム・アデバヨがセルティックス戦の激闘覚悟「綺麗なバスケにはならない」

マイアミ・ヒートは、日本時間4月20日(現地19日)に行われたプレイイン・トーナメントでシカゴ・ブルズに112-91で勝利し、2年連続でプレイオフの第8シードを獲得した。1回戦では第1シードのボストン・セルティックスとの対戦になるが、主力のバム・アデバヨは死闘になると予想している。『ESPN』のイスラエル・グティエレス記者が伝えた。

レギュラーシーズンでイースト8位(46勝36敗)だったヒートは、4月18日(同17日)のプレイイン・トーナメントで7位フィラデルフィア・76ers(47勝35敗)に104-105で敗れてしまう。しかも、ジミー・バトラーがこの試合の第1クォーターに右膝内側側副靱帯(MCL)を損傷し、数週間の欠場が決まった。

エースを欠いて臨んだブルズ戦、ヒートはタイラー・ヒーローがチーム最多の24得点、10リバウンド、9アシスト、ハイメ・ハケスJr.が21得点、ケビン・ラブが16得点、アデバヨが13得点を記録。アデバヨを相手エースのデマー・デローザンのマークにつけて守り、第1シードのセルティックスとのプレイオフ1回戦への切符を手にした。

チームを率いるエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は、「ジミー(バトラー)が抜けたなかで、バム(アデバヨ)は最もインスピレーションを与える選手だった。選手たちが最高の競争力を発揮している時、我々はどんな相手にも勝てる気がする」と、アデバヨを称えた。

ヒートは昨季も第8シードからプレイオフに出場し、その後NBAファイナルまで勝ち進んだが、それはバトラーの獅子奮迅の活躍があってこそだった。しかし、バトラーは数週間欠場の見込みで、全員でエースの穴を埋めなければならない。アデバヨは、セルティックスとのシリーズに向けて、死闘を覚悟する。

「激しい戦いになる。まさにバトル。泥臭い戦いだ。綺麗なバスケットボールにはならないだろう。あのチーム(セルティックス)と対戦する時はいつもそうなんだ」

セルティックスとのプレイオフ第1戦は、4月22日(現地21日)に敵地TDガーデンで行われる。

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