得点圏打率低迷の大谷翔平が心中明かす「全打席どんな状況でも自分の打撃を変えない」

メッツ戦に出場した大谷翔平

ドジャース・大谷翔平(29)が心配されている得点圏での打撃とチーム状態について口を開いた。20日(日本時間21日)のメッツ戦(ドジャースタジアム)は2打数1安打3四球に終わり、6回の一死満塁のチャンスには空振り三振に倒れ、観客のため息を誘った。前日に開幕戦以来となる適時打を放ったとはいえ、3番・フリーマンが2安打、3打点と勝負強さを発揮しただけに物足りなさが残った。

打率3割5分9厘ながら得点圏打率は9部5厘。12日(同13日)のパドレス戦で日本人最多の松井秀喜氏の175本塁打に並んで以来7試合、36打席で足踏みが続いている。それでも打撃への意識を変えることはせず「特に変えないようにするのが変えたことかな、と思う。全打席どんなシチュエーションでもしっかりと自分のバッティングをというか、どんな状況でも変えずにいければな、と思ってます」と平常心で臨んでいる。

ロバーツ監督とも得点圏での打撃について話し「アグレッシブが悪いとかではなくて、単純にアグレッシブなゾーンがまず広がっている。スコアリングポジションじゃない場面では比較的しっかりできているので、そこを継続していこうということ」と意識確認した。

チームは8投手を継ぎ込む執念を見せたが、4―6と及ばず3連敗。大谷は「投打がちょっとかみ合っていないかなと思いますけど、それでも全試合を近い点差で粘っている。そこはみんな必死にやっているので切り替えていくしかない」と前を向いた。

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