マカオがポルトガルとシンガポールのパスポート保有者にセルフ通関ゲート利用開放

タイパフェリーターミナルに設置されているセルフ通関ゲート(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局の発表によれば、4月19日から同日からポルトガルとシンガポールのパスポート保有者に対し、マカオ出入境時のセルフ通関ゲート利用を開放したとのこと。

 マカオのセルフ通関ゲートの利用対象はICチップが内蔵されたマカオ居民身分証、マカオ外地労働者身分証、マカオ外地学生身分証、香港永久性居民身分証、中国本土の香港マカオ通行証等の保有者のほか、外国パスポートでは2016年からオーストラリアと韓国に開放されている。セルフ通関ゲート利用対象となる外国パスポートは、今回のポルトガルとシンガポールを加えて対象が4ヶ国となった。

マカオ国際空港に設置されているセルフ通関ゲート(写真:マカオ治安警察局)

 同局では、より便利で効率的な通関を居民及び旅客に提供するため、各部門と協力してセルフ通関ゲートのハード、ソフト面での最適化を進めているとした上、セルフ通関ゲートの有効活用と外国旅客の通関体験向上を図るため、今回の対象拡大に至ったと説明。今後もセルフ通関ゲートの適用対象の拡大を図る考えがあるという。

 なお、マカオのセルフ通関ゲートの利用にあたっては、イミグレーション施設内などにある所定の場所で事前に指紋を登録する必要があり、満11歳以上かつICチップが内臓されたパスポートを保有し、残存期間が90日以上必要といった諸条件も設定されている。

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