中国黒竜江省で生鮮海産物が初の航空輸入 ズワイガニ千キロ

中国黒竜江省で生鮮海産物が初の航空輸入 ズワイガニ千キロ

18日、輸入ズワイガニを検査する税関職員。(ハルビン=新華社配信)

 【新華社ハルビン4月21日】中国黒竜江省のハルビン太平国際空港で18日、北極圏バレンツ海産の活ズワイガニ千キロが航空便で到着し、通関された。ハルビン税関によると、黒竜江省で食用水生動物が空輸されるのは初めてで、同空港で輸入食用水生動物の指定通関施設が本格的に運用を開始したことになる。

 バレンツ海はロシアのズワイガニ、タラバガニの主要産地の一つ。ハルビン太平国際空港の関連通関施設が稼働したことにより、今後はバレンツ海の多くの良質海産物が同省に空輸され、市民の食卓を豊かにする。

 ハルビン市の企業、黒竜江昆昆国際貿易の潘秋雨(はん・しゅうう)副総裁は「税関が、(優先通関を行う)ファストレーンを設置したことでズワイガニの通関が非常に速くなった。タラバガニのシーズンが来ればハルビン空港からより多く輸入する」と語った。

 ハルビン税関は効率的でスピーディーな通関環境の構築に向け、企業に輸入食用水生動物の詳細な通関手続きを積極的に説明している。企業や輸入品に合わせた通関プランを作成するとともに、より高い鮮度が求められる食用水生動物の通関に特別なファストレーンを開設。安全かつ円滑、スピーディーな通関を実現している。(記者/劉赫垚、徐凱鑫)

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