トライアスロン・アジア選手権 宇都宮市在住、ニナー賢治が優勝 パリ五輪代表の有力候補

優勝したニナー(左)のバイク=廿日市役所周辺特設会場

 トライアスロンのアジア選手権が21日、広島県廿日市市役所周辺特設会場で行われ、男子は2021年東京五輪日本代表で宇都宮市在住のニナー賢治(けんじ)(NTT東日本・NTT西日本)が1時間53分51秒で3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 トライアスロンはスイム、バイク、ランの総合タイムで競う。今回は総距離51.5キロに40人が挑んだ。

 ニナーはオーストラリア生まれの30歳で東京五輪直前に日本国籍を取得。同市のトライアスロンスクール「村上塾」の村上晃史(むらかみこうじ)代表(56)が専属コーチをしている縁で昨年4月に同市に拠点を移した。

 今夏のパリ五輪代表の有力候補で、出場権は5月27日時点の出場資格ランキング140位以内で獲得。ニナーは日本人トップの17位(4月15日時点)で、2位とは1300点以上の差がある。ニナーは「宇都宮に来てからも良い練習を積めている。パリ五輪ではメダルを取ることが目標」と意気込みを語った。

ニナー賢治

© 株式会社下野新聞社