火は一時住宅の裏手まで シイタケの乾燥小屋から出火の山火事は180ヘクタールを焼く 22日も空からの消火続く 岩手・宮古市

岩手県宮古市で起きた山火事は山林180ヘクタールを焼きました。22日も消火活動が続けられています。

20日午後、宮古市刈屋でシイタケの乾燥小屋から出た火が山林に燃え移る山火事が発生しました。火は強い風にあおられ北東方向に燃え広がりました。現場は刈屋川に沿って住宅が点在する地域で、背後に山が迫っているため地上からの消化が難しい地域です。消火活動は岩手、青森、秋田の防災へリに加え、21日から自衛隊のヘリコプターも加わり9機体制で行わましたが、風向きの関係で一時、住宅の裏手に火が迫り緊迫しました。22日も引き続き空からを中心に消火活動を続けています。この火事で22日午前6時現在、山林180ヘクタールが焼けたほか、火元となったシイタケの乾燥小屋が全焼しましたが、住宅への延焼はなく、けが人もいません。火元に近い宮古市立新里中学校は22日休校することが決まっています。
(22日午前8時現在)

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