Fastly、ボット攻撃をエッジプラットフォームで阻止するソリューション「Fastly Bot Management」を発表

by 三柳 英樹

米Fastlyは現地時間2日、自動化されたボット攻撃をエッジプラットフォームで阻止し、詐欺やDDoS攻撃、アカウント乗っ取りなどを含むオンライン上の不正行為のリスクを軽減する、ボット管理ソリューション「Fastly Bot Management」を発表した。

Fastly Bot Managementは、自動化された悪質なトラフィックから、Webサイトやアプリケーション、重要なデータを保護する。ソリューションは、悪質でないボットと悪質なボットをネットワークエッジで分類し、サーバー側とクライアント側で緩和対策を講じる。開発者チームのニーズを念頭に構築されており、開発者にとって使いやすく、Fastly のエッジクラウドプラットフォームのパワーを活かして複雑さを軽減しながら、高いパフォーマンスを発揮するとしている。

アカウント乗っ取りやカーディング攻撃など、カスタマーエクスペリエンスの質の低下、高額な返金、カスタマーサポートのオーバーヘッドの増加を招く不正行為を助長する、悪意のあるボットを自動的に特定し、多層的なアプローチで阻止する。エッジにデプロイしてルールを実行し、正当な顧客からのリクエストにのみトラフィックを提供することで、オリジンのコストを削減できる。

Fastlyが提供するエッジベースのソリューションにより、レイテンシーを低減し、アプリケーションのパフォーマンス維持を支援しながら、チャレンジフローなどクライアント側の機能によって購入プロセスをよりスムーズにし、コンバージョン率の向上を促進する。

ボット対策、アプリケーションセキュリティ、配信サービスを統合し、開発者が使いやすいコンソールを通じて迅速にデプロイし、攻撃を阻止できるようにする。

Fastly Bot Managementは、Fastlyのエッジクラウドプラットフォームを利用するすべての顧客が利用可能となった。

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