BTS、兵役中もSNSでARMYと繋がり続ける 活動再開が待ち遠しくなる愛おしい投稿の数々

現在兵役履行中のBTS・JUNG KOOKが4月14日、新たなアカウントでInstagramに“カムバック”した。

これにあわせ、JUNG KOOKは、グローバルファンダムプラットフォーム『Weverse』のコメント欄に「これから楽しい“밤(バム)”を過ごしてください」と投稿。

Bam(バム)とはJUNG KOOKの愛犬のことだ。そして、“夜”を意味する“밤(bam)”と愛犬の名前“Bam”をかけた文章に続いて、Instagramの新たなアカウントID「Bowwow_bam」の文字。なんとも洒落の効いたJUNG KOOKらしい投稿ではないか。早速アカウントを覗いてみると、プロフィール欄には「Bam’s dad」というシンプルな自己紹介文、そして『Weverse』のコメント欄と連動した「Have a good BAM(いい夜を)」のメッセージが記載されている。

アイコンこそJUNG KOOKとBamの2ショットだが、投稿された画像はいずれもBamが主役のものばかり。まさに「我が子の自慢」といった生き生きとした画像たちに、JUNG KOOKの溺愛っぷりが伝わってくるようだ。

また、4月15日には「パンパンパン!」という掛け声に合わせてBamが撃たれたフリをして転がる微笑ましい動画をアップ。この一緒に遊んでいる人物が、顔こそ見えないもののJUNG KOOKではないかとARMY(ファンの呼称)を喜ばせた。

2021年12月、個人名義のInstagramを開設したBTS。JUNG KOOKのアカウントは5200万人を超えるほどのフォロワー数を誇る人気ぶりだったにも関わらず、2023年2月に突然そのアカウントを削除したことでも大きな衝撃を与えた。あまりに急な展開だったことから不正アクセスなどを心配したARMYたち。

だが、『Weverse』にてJUNG KOOK自身が「インスタを退会しました。ハッキングではありません:) やらなくなってそのまま消しました.. 心配しないでください!!!」と説明。さらに「アプリもすぐ削除しました。多分これからやることはないと思います! あらかじめお知らせします」とコメントしたことから、本人の意思でアカウントを削除したと明らかになった。

そんなJUNG KOOKが“Bamのパパ”としてSNSをマイペースに続けられると考えて、今回新たなアカウントを開設したのだと思うと、兵役履行中にも関わらずARMYたちを楽しませる方法を模索し続けるスタイルにも感服するばかりだ。

そんな健気な姿勢を感じることができるのは、JUNG KOOKだけではない。4月12日にはVがInstagramのストーリーを更新して、ARMYへメッセージを送った。入隊からおよそ4カ月。たくましくなった体つきが確認できる自撮りカットを披露しつつ、体重が75kgになったことを報告。

だが、本人としてはまだまだ満足することなく、さらにトレーニングを続けていくという決意表明も。BTSのVとして見せてきた甘いマスクとはまた異なる、勇ましい表情にドキッとさせられたARMYも多いだろう。芸能活動そのものは休止中ではあるものの、こうしたSNSの投稿を通じて新たな顔を見せてくれるのは、いつだって“ARMYファースト”なBTSらしいところだ。

また、今春にスペシャルアルバム『HOPE ON THE STREET VOL.1』をリリースしたJ-HOPEも、4月12日に『Weverse』にてARMYたちのメッセージが敷き詰められたボードの画像を添えて「本当にありがとうございました!!!! 除隊後、元気な姿でお伺いします!!!!」と、改めて感謝を綴る様子も見受けられた。

そして少し遡って3月4日には、メンバーで最初に入隊した最年長のJINが「D-100」と、除隊まで残り100日を表す文を投稿。ARMYと同じように再会できる日を指折り数えていると思うと、なんともいじらしい。〈離れていても/心と心は繋がっている/Forever 君と〉と歌う「FOR YOU」の歌詞を思い出さずにはいられない。

さらに3月3日にはJIMINが各国の言葉でARMYへの愛をつぶやき、「ふぅ、本当に本当に会いたいですね 毎日、毎日、夜な夜な思います」と想いを募らせる。そして、2月11日にはRMが「いつどこでも常に元気で 悪いことよりいいことがもっと多いことを願っています 僕たちの縁がずっと続くことを願って」とリーダーらしい誠実な文章で旧正月を祝っていた。

常々SNSへの苦手意識を語っていたSUGAは、他のメンバーに比べて活発なコメント投稿こそないものの、YouTube『BANGTANTV』内の動画コンテンツ「슈취타」をたっぷりと届けてくれた。その最終回には「もう少しお待ちいただけたら7人で元気よく駆け回りながらステージをする僕たちをお見せできると思います」という言葉を残してくれたのも印象的だった。

離れているからこそ見えてくる、ARMYと繋がり続けようとするBTSの姿。2025年6月以降と予想される完全体復活まで待ち遠しく感じつつも、今だからこそ感じられるBTSらしい愛情の形を噛み締めていきたい。

(文=佐藤結衣)

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