日本時間4月20日から22日にかけて、プレミアリーグ第34節の7試合が行われた。FAカップ準決勝の試合が同じスケジュールで実施された影響により、トッテナム vs マンチェスター・シティは5月15日、ブライトン vs チェルシーとマンチェスター・ユナイテッド vs ニューカッスルは5月16日に開催される予定となっている。
アーセナルはアウェーでウルブスと対戦。開始早々にカイ・ハヴァーツがシュートを放つなど序盤から優勢に試合を進めると、45分にはガブリエウ・ジェズスのボールキープからレアンドロ・トロサールが蹴り込み先制に成功する。後半はウルブスが優勢になる時間帯もあったが、これをしのいで迎えたアディショナルタイムにはマルティン・ウーデゴールが右サイドの角度のないところからクロスを入れ、相手に当たってこぼれたボールを自ら蹴り込んでダメ押し。2-0で勝利し、暫定ながら首位に立った。なお、冨安健洋は打撲の影響でメンバー外となった。
遠藤航がアンカーの位置で先発出場したリヴァプールはアウェーでフラムと対戦。立ち上がりからお互いにチャンスを作る中で迎えた32分、トレント・アレクサンダー=アーノルドが見事な直接FKを決めて先制する。フラムも前半アディショナルタイムに連続攻撃から同点ゴールを奪ったが、後半立ち上がりの53分にはライアン・フラーフェンベルフがミドルシュートを決めて再びリードを奪うと、72分にはショートカウンターからディオゴ・ジョタが追加点。3-1でリーグ戦3試合ぶりの勝利を収めた。
この結果、アーセナルが勝ち点「74」で暫定首位に立ち、同ポイントのリヴァプールが勝ち点差で暫定2位、試合のなかったマンチェスター・シティは「73」で暫定3位となっている。
アストンヴィラはホームでボーンマスと対戦。31分にPKで先制されたものの、前半終了間際に同点に追いつくと、後半には2点を奪って相手を突き放し3-1の勝利を収めた。クリスタルパレスはウェストハムに5-2で勝利している。
残留争いも混沌としている。ブレントフォードをホームに迎えたルートン・タウンは、ヨアネ・ビッセに2ゴールを決められるなど苦戦を強いられ、1-5で大敗。橋岡大樹はベンチスタートとなり、後半途中からピッチに立っている。
最下位シェフィールド・ユナイテッド vs 19位バーンリーの“裏天王山”は、前半に2点を奪うなど終始、優勢に進めたバーンリーが4-1で勝利。エヴァートンはノッティガンム・フォレストに2-0で勝利を収めた。
これらの結果、16位エヴァートンは勝ち点「30」とし、以下、17位ノッティガンム・フォレストは「26」、降格圏の18位ルートン・タウンは「25」、19位バーンリーは「23」に。最下位シェフィールド・ユナイテッドは「16」と厳しい戦いが続いている。
◉プレミアリーグ 第34節 結果
ルートン・タウン 1-5 ブレントフォード(ハイライト動画)
シェフィールド・ユナイテッド 1-4 バーンリー(ハイライト動画)
ウルブス 0-2 アーセナル(ハイライト動画)
エヴァートン 2-0 ノッティガンム・フォレスト(ハイライト動画)
アストンヴィラ 3-1 ボーンマス(ハイライト動画)
クリスタルパレス 5-2 ウェストハム(ハイライト動画)
フラム 1-3 リヴァプール(ハイライト動画)
トッテナム <5/15開催> マンチェスター・シティ
ブライトン <5/16開催> チェルシー
マンチェスター・ユナイテッド <5/16開催> ニューカッスル