F1角田裕毅への追突は「本当に馬鹿げてる」 元王者ロズベルグが痛烈批判「運転が下手だったね」

F1中国GPを走行する角田裕毅【写真:ロイター】

F1中国GP

自動車レースのF1第5戦中国GPは21日に決勝が行われ、角田裕毅(RB)はケビン・マグヌッセン(ハース)に右後輪をヒットされてリタイアした。元F1王者は「あれは馬鹿げている」「運転が下手だ」とマグヌッセンを批判。英専門メディアが伝えている。

角田にとって不運な接触だった。27周目にセーフティーカーが入り、再スタート直後にマシンが密集。マグヌッセンに右後輪をヒットされてスピンした。マシンにダメージ。そのままリタイアした。英モータースポーツ専門メディア「クラッシュ・ネット」は記事を掲載。2016年の年間王者ニコ・ロズベルグ氏の言葉を伝えた。

英衛星放送「スカイスポーツ」で解説を務めたロズベルグ氏は「ケビン・マグヌッセン、あれは本当に馬鹿げている。あれはダメだよ」「とても攻撃的で不必要だった」と痛烈に批判したという。マグヌッセンはアウト側で先行する角田のリヤに接触。ロズベルグ氏は角田をかばい、マグヌッセンに厳しい言葉を並べた。

「ユウキには何もできない。あのスペースがあっても、できることは何もなかった」「彼(マグヌッセン)がどこから来たかを見て。何マイルも離れていたよ! そしてKOした」「あれはよくなかったよ。運転が下手だったね」

同メディアは国際自動車連盟(FIA)の裁定を紹介。「スチュワードは、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、ビデオ、タイミング、テレメトリー(遠隔測定機能)、チーム無線、車載ビデオの証拠を検討し、20号車(マグヌッセン)がターン6で22号車(ツノダ)と衝突したと判断した」「20号車はコーナーに飛び込み、ブレーキングが遅れ、コーナー出口で22号車と接触した。22号車は衝突後にリタイアした。衝突の主な原因は20号車にあると我々は判断した」という。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2