生田斗真が限界まで追い詰められていく様子が 『告白 コンフェッション』新場面写真公開

5月31日に全国公開される生田斗真とヤン・イクチュンがW主演を務める映画『告白 コンフェッション』の新場面写真が公開された。

本作は、1998年にヤングマガジンアッパーズで連載された、『カイジ』の福本伸行と『沈黙の艦隊』のかわぐちかいじのタッグによる同名コミックを実写映画化するもの。極限状態に置かれた死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男の山小屋内での一夜が描かれる。

告白を“聞いてしまった男”浅井啓介を演じるのは、『土竜の唄』シリーズや『渇水』などの生田。自らの罪をうっかり“言ってしまった男”リュウ・ジヨンを『息もできない』のヤン・イクチュンが演じる。原作では日本人の石倉というキャラクターだった設定が、韓国から来た留学生のジヨンへと変更された。また大学時代の登山中に事故死したとされているヒロイン・西田さゆりを奈緒が演じる。

大学山岳部OBで親友の浅井(生田斗真)とジヨン(ヤン・イクチュン)は、16年前、大学の卒業登山中に行方不明となって事故死とされている同級生の西田さゆり(奈緒)への17回忌となる慰霊登山中、猛吹雪により遭難してしまう。脚に大怪我を負ってしまい、死を確信したジヨンは、実は16年前にさゆりは自分が殺害したのだと浅井に“告白”する。長きに渡り背負ってきた十字架を降ろしたことで安堵し、死を受け入れたジヨンだったが、その直後、眼前に山小屋が出現し、2人は一命を取り留めることに。薄暗い山小屋の中、明け方まで救助隊が来るのを待つ2人だったが、浅井はジヨンの態度がどこかおかしいことに気づく。「ジヨンは明らかに告白したことを後悔しているに違いない……」。この上なく異様で“気まずい”空気が流れる山小屋内。そして、ジヨンの行動は常軌を逸し始め、狂気をはらんでいくのだったが……。

公開された場面写真には、木の棒を手に息を潜め隠れる浅井の様子や、ジヨンからナイフを突きつけられ驚いた表情の浅井、そして床に這いつくばりながら憎しみの表情を浮かべる緊張感あるシーンが切り取られている。追い掛けてくるジヨンの攻撃に基本的に受け身の浅井だったが、攻防戦を繰り広げる中で「こいつは本当に俺を殺すかもしれない……」と、だんだんと浅井の中にある内なる狂気も露呈されていく。

(文=リアルサウンド編集部)

© 株式会社blueprint